2009年11月10日火曜日

勝間さんのインフレ政策を実行するとどうなるのか?


金融日記
驚くべきことですけど正しい答えは「勝間さんのインフレ政策を実行するともっとデフレになる」

カネが完全にグローバル化している世界ではインフレ率の差は潜在成長率の差に等しくなるように圧力がかかる

潜在成長率の低い国々にはグローバリゼーションから常にデフレ圧力がかかりつづける

日本の慢性的な経済の停滞を解決したいならばボーリングの一番ピンはデフレをなおすことではなく潜在成長率をあげること

ヒト・モノ・カネの中で
カネだけが完全にグローバル化している。
モノも日本は資源のない貿易立国なので農産物のような政治力が強いところ以外はかなりグローバル化している。
ヒトだけはまだぜんぜんグローバル化していない。

ヒト・モノ・カネが完全にグローバル化するとそれは国の区別が完全になくなることといっしょなので、潜在成長率の差も消滅して、デフレもなおる。

人口が同じだったら生産性をあげるしかない。
生産性をあげるには不必要な規制を撤廃して民間企業がどんどん自由な競争をするしかない。

勝間さんのインフレ政策は、日本経済をさらなるデフレと停滞に突き落とし、万が一インフレになったときはすでにコントロール不可能な貨幣の信用が揺らぐタイプの信用破壊プロセスが始まっている。

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