2009年2月24日火曜日

21世紀の歴史

21世紀の歴史――未来の人類から見た世界 - 情報考学 Passion For The Future

フランスの知識人ジャック・アタリ
感銘を受けたサルコジ大統領は諮問機関「アタリ政策委員会」を設置

第一の波 マネーが全てという究極の市場主義が支配する「超帝国」の世界
第二の波 多極化構造における様々な暴力衝突の起きる「超紛争」の世界
第三の波 市場民主主義と利他愛に満ちた「超民主主義」の世界

21世紀はノマド(遊牧民)の時代

21世紀は保険産業と娯楽産業の時代

蓄積された時間の見世物は無料
映画は無料
ライブショーが有料
映画ファンは劇場の舞台で同じ俳優が演じるシーンに対してマネーを払う。

音楽ファイルは無料
音楽ファンはコンサートを観に行くためにマネーを払う。

本や雑誌も無料
読者は著者の講演会や討論会に出席するために編集者にマネーを払う。

次第に生活必需品すべてが無料になる。

テクノロジーは人間の行動を記録する。
ユビキタスコンピューティングとライフログデータベースが「超監視体制」を実現する時代に
人の動き、製品の履歴がすべてが企業や政府に把握される。
ビジネスとして「監視財」市場は巨大化する。

「隠しごとは一切できなくなる。これまで社会の生活条件であった秘密厳守は、存在意義を失い、全員が全員のことをすべて知ることになる。社会から秘密を知ることへの罪悪感は減り、寛容性は増す。」

2050年頃までの世界や日本の未来は明るくはない。

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