2010年1月18日月曜日

10年規模の変動を初予測=太平洋の海面水温、気候に影響-海洋機構や東大など

時事通信
「太平洋十年規模振動(PDO)」:
日本列島の東方に帯状に延びる海域と、その周りを大きく「コ」の字形に取り囲む海域とでは、海面水温が10~20年単位でシーソーのように変動する

スパコン「地球シミュレータ」で2005年から30年までのPDOの動向を計算:
日本列島の東方海域が相対的に冷たく、アラスカの南から米西海岸、ハワイ諸島南方に至るコの字形の海域が温かい状況は、06年に反転し、日本列島東方海域が温かく、
コの字形海域が冷たくなったことを確認。
この傾向は、今後も1~2年続く可能性が高いと予測され、その後はまだはっきりしない。

コの字形海域に含まれる熱帯域が相対的に冷たくなると、地球全体としては、温暖化傾向が中期的に弱まると考えられている。

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