2008年7月8日火曜日

日本における格差の本質とは、少子高齢化、である。

404 Blog Not Found:診断は成った。問題は治療法だ- 書評 - 格差と希望 誰が損をしているか?

現在が格差社会であるというのなら七〇年代や八〇年代の日本も格差社会だったのであり、「一億総中流」こそ幻想だったということだ。日本の所得格差が低く見えたのは、まだ所得に差がついていない若者の人口比率が高かったことが原因だったのだ。

高齢者は、一般に教育費を充実させるよりも年金や医療という高齢者向けの公的支出を増加させることを望む。人口の高齢化で、高齢者の政治的影響力が強くなると、教育費が削られ、年金・医療・福祉の支出が増えてくる。高齢者は人口が多いだけではなく、投票率も高いため、政治的な影響力は強い。

本当の意味での格差は、若者の間で発生してきている格差であり、問題はその対策をどうするか、という点にある。それには、教育・訓練しかありえない。

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